2010年1月3日日曜日

ニコニコ動画のコミケ化

タイトルが自分にとってニコ動から離れた理由かな、と思う。

βなどの初期のころ、ニコ動は2chの実況板をそっくりそのまま持ってきたものだった。
みんなでわいわいがやがや同じ動画を見るという実況の楽しさがおもしろかった。
初期のyoutubeにコメントをつけるだけ、という他人のふんどしを借りていたシステムとテレビ番組を実況することは似ている。
ニコ動での実況が最盛期だったのがたぶんγでの深夜アニメにコメントつけてたころ。2007年の春から秋。
放送終了後30分でアップされたなんてこともあった。
もちろんこれらは違法アップロードだから削除された。それでも今よりは長く持っていた気がする。
違法アップロードのコンテンツばかりでアングラ臭がしていたが、秘密基地のようで楽しかった。

それがいつからか歌ってみたや踊ってみたに代表されるような自己表現としての場に変わっていた。
もちろんMADもそう。みんなで同じものを楽しむ場から動画というコンテンツを楽しむ場になった(んだと思う)
ニコ動に政治的な(プロパガンダ)動画が上がり始めたのもこれと同期してるはず。
ああいうネトウヨ政治動画を中高生がみて洗脳されているかと思うと胸が熱くなるな。

さて、コミケ。コミケは最大の同人誌即売会なわけだが最近では企業ブースもできて「オタクの祭典」的な性格を持ち始めている。
同人誌の2次創作を企業ブースを出展させることで黙認させている(らしい)
現在のニコ動はこのコミケと似ていると思う。
・同人誌とMAD
・企業ブースと公式チャンネル
歌ってみたや演奏してみたからCDデビューという出来事もコミケで同人誌書いてから漫画家デビューとかぶる。
自己表現のプラットフォームにニコ動は向かっているんだと思う。

自分はこういう自己表現に投げ銭することに価値を見いだせない人間なんで。