2010年3月25日木曜日

まなびストレートと攻殻機動隊から2030年の未来を予想する

両方ともおもしろかった。
まなび、攻殻ともに2030年付近を舞台にしたアニメ。それぞれの世界で実現されてるのは

まなびストレート
・高校生の机がディスプレイでそれで勉強
・携帯端末が透明
・スケボーみたいな宙に浮くもの
・生徒手帳がスマフォみたく携帯端末

攻殻機動隊
・脳が電脳化されている(ほとんどの人々が)
・サイボーグのように肉体を機械化
・タチコマのようなAI
・光学迷彩

だいたいこんなもんか。
2010年の現在、2030年は20年先で1980年が20年前か。20年先にはどんな技術ができてるだろう。2030年にはどうなってるだろうと考えてみる。

2030年になると…
・学校でも黒板が電子黒板になる
これは堅いと思う。iPadが出てきて20年もしたら学校でのノートはタブレットPCでみんな取ってる。それに対応して黒板も電子黒板に。
・ARがものすごく発達する。
眼鏡をかけるだけでセカイカメラみたいなことが普通に。
・パソコンのディスプレイがHMDに
今、F-22やJSFだとパイロットがHMDをつけて戦闘機を操縦している。20年もすれば最先端軍事技術が民用化されて、今の液晶などのパネルディスプレイにかわる存在になる。ARと関連することだけど。
・本が全て電子化
kindleが出てきて、20年後には電子ペーパーが一般化。端末を持ち歩くことが一般的に。
・テレビとインターネットが同じぐらいに
今はまだテレビの力が圧倒的だけどこれからどんどんと下がっていき、インターネットが発達して20年後にはテレビとインターネットが同じようになる。
・SSDが主流に
これによってHMDを通してARな画面を操作するという形にパソコンがなる。

無難というかこんなもんしか思いつかなかった。あと2030年で技術以外でだと
・オタクがマジョリティに
今、ゆとり世代を筆頭にしてニコニコ動画などを中心としてオタクが普通になってきている。この世代が社会に出始めてオタクというのが段々と一般化。
・太陽系外惑星で地球とそっくりなものが発見される
TMTも出来て、補償光学が発達して技術的にもう地球サイズの惑星が見つかる。20年後だったらもうスペクトル解析で惑星の大気までわかってると思う。

2030年はどうなってる?

2010年3月24日水曜日

1年間の反省を兼ねた筑波大学新入生へ

http://tgrr-putan.blogspot.com/2009/10/ac.html
AC合格者へ向けていろいろと書いていますが、後期発表もされたことでこれで全新入生が決まったわけです。おめでとうございます。もっとも僕のいる物理学類は後期は募集はしてませんが。
この1年間の反省や感想でも書いて新入生の参考になればと思います。

・図書館の活用
高校時代と全く勉強が変わる。これに気付いたのが12月。遅い。もっと自律的に、主体的に動かないと。大学生は自由度が増す分、個人の努力で。先に進めるなら先に進む。

・バイトをする
1年1学期は生活に慣れるためと称してバイトをしなかった。これでズルズルといってしまった。確かに1学期はかなり講義が入っていたけど。バイトをして経済的に自立したい。奨学金+授業料免除+宿舎のコンボなら5万行かずに親からの仕送りなしでいける、はず。どうせバイトしないで勉強する(キリッなんて結局しないんだから時間を切り売ったほうがいいかもね。まあ、キツキツにはやりたくないが。

・サークルとか
やりすぎもどうかと思うけど、そこそこサークル充になりましょう。つながりが広がる。
あとクラ代という生徒会みたいな組織。何か活動したいと思ってる人には最適。仕事をいろいろとこなす。

・友達の作り方
自分は中高一貫校だったから6年間ずっと同じ面子だったわけで、新たな環境から知り合いを作るというのがきつかった。これまでの自分とは違う世界。難しい。これまでと同じノリではいけないのかもしれない。最初のオリエンテーション合宿でそこそこ顔見知りを作りましょう。そこを足がかりにしてつながるかもしれない。コミュ力が試される。

・勉強や講義
2年生の量子力学や熱力学に潜り込んでおけばよかった。履修登録しなくても先に進んでおくべきだった。ベクトル解析に戸惑う。gradやdiv、rotと∇と仲良しになりましょう。
前から5列目がお気に入り。講義を聴くにも寝るにも最適。smart.fmで英語の勉強をもっとしておくべきだった。本腰を入れたのが2月入ってから。

・生活面
家計簿はつけましょう。いくら毎月何に使ってるのか把握できません。僕は把握できてないので。ホットプレートでも買って自炊をしよう。補食室に行って料理するのが面倒。遅刻はいけないと思います。

・大学生になって雑感
手間と時間はお金で買える。これ重要。自由度が格段に上がる。もっと読書をしたかった。しなかっただけだけど。2次元最高!とか言ってても1人暮らしを始めてみると、孤独感が来て、心のどこかで彼女が欲しいとか思う部分が出来た。携帯音楽プレイヤー欲しい。東京出るのには高速バスかTXだけどどっちも割安チケット自動販売機みたいなので買うと300円ぐらい安く買える。もっと何か活動をしたい。しよう。もちろん勉強も大切。よくわかんない。リア充が何してるかは知らん。

なんかいつの間にか1年経って後輩が出来てる。怖い。まだ新入生気分なんですが。

2010年3月18日木曜日

子供と殺し

疑問:何歳から人は首を絞めると人は死ぬということを認識してるのだろうか。
疑問2:人を殺すということがだめ、というのは本能的に認識するのか、それとも親など誰かが教えるからわかるのか。

意図的な殺人なのか、それとも死ぬということがわからずに起きた偶発的な事故ともいえる殺人なのか。
そういう意味でも何歳の時にどのようにして人を殺すということを子どもは認識するのだろうか。自分は小学校低学年ぐらいにはもう首を絞めたら人が死ぬというのを知ってた。これは母親から言われたんだと思う。

人を殺してはいけない、というのは倫理。けれども子供はそれがわからないから、もし子供に力を持たせたとすると「こいつは嫌い」という理由で人を殺すだろう。自分も子供のころはこいつが嫌いとかむかついたとかいう理由でよくケンカをしていた。

でも、こいつが嫌いだから殺すというのは大人ではないことだけど、嫌がらせなどを考えたら大人でもある。(ほとんどの大人が)嫌いな奴を殺さないのは、人を殺すと罰せられるし、いけないことだと大人は知ってるから。

そう考えると子供は誰かに教えてもらって「殺しはいけない」と教わるのかな。でも人が死ぬというのはどうやって認識するのだろうか。子供は驚くほど残酷で、本能のままに生きてると言ってもいいと思う。
何も知らないからこそ大人の本質を写す存在でもあり、子供は残酷だ。

自分は子供というのは「知識」や「経験」のない大人だと思っている。この知識であったり経験であったりが、「理性」というものなのかな。

死の概念というのも誰かに教わることで獲得するのかな。

どうでもいいか。
名がそろそろ「大人」になるので実もそれなりに成長しないとね。

2010年3月15日月曜日

本能を理性で抑えよ

11日と12日の2日間にわたって高校時代の友人とスキーに行ってきた。滑れない滑れない。数回しか滑ったことないから全然滑れなかった。ハの字にする初心者のやつでも曲がれず転びまくった…止まることができないから怖いんだよね。それで腰が引けてうまく滑れなくて止まれないという悪循環。

スキー滑降の選手は本当にすごい。恐怖に打ち勝ってる。で、思い出したのはNHKのミラクルボディ。ダウンヒルの王者スビンダルがどうやって恐怖に打ち勝っているのかというところ。事故したコースでも脳は反応してるのだが、それを乗り越えている。

理性で本能を抑える。
身近なとこで言えば講義中に眠くなったのを我慢する(僕は我慢しない)ということだろうか。他にも生理現象を我慢したりであったり、感情を抑えたり。
ところで感情は本能なのだろうか。好きであったり嫌いであったり、感情というのは様々な情報を処理したうえで得られる結果であるからこれは本能だろう、たぶん。
高度に社会が発達し、本能というのが邪魔になってくることが多くなってきた気がする。自分の感情を押し殺す協調性であったり、睡眠食事を削って働いたりが求められている。社会というのは囚人のジレンマで、一見不利であることをしなければ全体として利益が得られないことが多い、と僕は思う。

このまま社会が発達していくにつれて人類は動物的な本能というのをさらに疎んでいくのではないか。科学的に本能を抑制する、というのが進むかもしれない。
抗うつ剤だと鬱という精神を薬によって変えているけど、将来サプリメントのように感情をコントロールする薬が気軽に使われてるかもしれない。今でも戦闘機パイロットは精神剤で疲れを感じないようにしてるらしい。
いやいやもっと直接的に脳に電極を埋め込んで思考ごと乗っ取ってコントロールなんてことが…
睡眠は肉体的な休息より精神的な休息とも言われてるし、精神が人間をコントロールしてる。精神をコントロール出来たらもっと超人類的なものに進化するのだろうか。

いやでも本能というのを完全にコントロールできるようになったら人類はかなり進化するだろうが、とても怖い。感情までもがコントロールできるというのはむしろロボットに近い。自分の感情や本能がすべてコントロールされる。完全管理社会。「1984年」買ったけどまだ読んでないや。
それでもこの先人類がさらに発達するには社会を発達させるのが求められて、それにはやはり囚人のジレンマを乗り越える必要があって、本能は抑制されるべき、なのか?

と、ここまでなかなか勉強ができない言い訳を。
感情という本能をうまくコントロールできないから仕方ないね。

2010年3月2日火曜日

人種は行動に影響するか。

容姿は明らかに遺伝している。つまりDNAによって容姿が決まる。
DNAが人間の設計図だとしたら人種というのは明らかにDNAの差異によるものだ。
DNAがわずかでも違っていたら知能、行動に影響があるのではないか。
人種で知能行動に差があるのではないか。

自分はどこまで人の行動、知能がDNAに影響されているのか、と思う。
そんな中で人種による違いが脳容量、行動と知能にどう関係しているかについて書かれたのが
「人種 進化 行動」 J・フィリップ・ラシュトン 博品社
という本。
図書館から借りて読みました。

要約
脳容量の大きさ:ネグロイド<コーカソイド<モンゴロイド
知能(IQ):ネグロイド<コーカソイド<モンゴロイド
成熟速度:黒人が一番早く、次に白人、一番遅いのが東洋人
人格:黒人が一番非抑制的、白人は中間、東洋人は一番抑制的
婚姻の安定性(離婚、婚外子、児童虐待):東洋人>白人>黒人
平均して東洋人と黒人は対極にある。白人はその中間。
なぜこのようになったか、それは繁殖戦略が原因。r-K理論。
r戦略:子どもをたくさん産むことで子孫を残す。卵生産と性行動。
K戦略:大きな脳と社会組織を発展させる。
ネグロイドはr淘汰され、モンゴロイドはK淘汰されている。
これはアフリカでは予測困難な疫病などが原因で死に至るので増殖することで繁栄しようとする。
一方アジアでは氷河期を含む予測可能な冬に耐えるため、社会組織を発展させる必要があった。
白人家庭に入った黒人養子の観察によると環境より人種のほうが行動、知能に影響がある。

こんなもんか。間違いなく「危ない」本。しかし、とてもおもしろかった。
自分はどのレベルまでかはわからないがやっぱり人種によって差があると思う。環境的な要因もあるが、感じとしては遺伝子60、環境40ぐらいじゃないかなあ。純粋に好奇心からそれぞれの人種でどれくらいDNAに違いがあるのか知りたい。
そしてほぼ同じDNAの民族について比較すれば、DNAが文化を作っているのか、社会構造、地理が文化を作っているのかがわかると思う。まあ、実際は遺伝子、環境の両方が複雑に絡み合って社会はできているのだと思うけれど。

双子がたくさんいる高校、というか双子の教育研究しているところに通っていた。実際に遺伝子が行動を支配、人生を決定づけているのかな。一卵性双子の友人がいるけど彼らはどうなるんだろ。2人とも同じような人と結婚して、同じような生活を送るのだろうか。
そういえば高校の教師が口外するなよ(と言ってもここで書くがw)という前提で、天皇家というのは我々下々の民とは遺伝子が違う可能性を言ってたな。近親相姦などもあり、Y染色体を遺伝してきたことを考えてみるとそう考えるのは不自然ではない。
実際どうなんだろう。下々の民は外国とかといろいろ混ざってるかもしれないが、天皇家の遺伝子は古墳時代の日本人の遺伝子をそのまま受け継いでいるのかもね。

まあ、この本は面白いがかなり危ない。
人種差別に使われる可能性もあるしね。まあ英語版Wikipedia見ると予想通り使われてるっぽいが。これから生命科学がさらに発達して遺伝子の操作ができるようになってきたとき、さらにこの問題は大きくなると思う。
遠くない将来、遺伝子と社会というのが問題になるのでは?

自分が取る行動、思考は遺伝子が支配してるのか?じゃあ、自分って何?